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売掛債権とは?ファクタリング相談で必ず出てくる言葉をやさしく解説

執筆令和財託編集部
監修令和財託株式会社

資金繰りや請求書に関するご相談実務をもとに、初めての方にもわかりやすいよう内容を確認しています。

令和 BASICS 基礎知識 売掛債権とは?ファクタリング相談で必ず出てくる言葉をやさしく解説 REIWA ZAITAKU / FACTORING

ファクタリングについて調べていると、「売掛債権」「売掛金」といった言葉が必ず出てきます。

「なんとなく意味はわかるが、正確には説明できない」<br>「ファクタリングの説明で必ず出てくるが、専門用語で身構えてしまう」

こうした感覚を持つ方は少なくありません。

売掛債権は、ファクタリング相談の中心にある言葉です。

意味と考え方を先に押さえておくと、相談時のやり取りが格段にスムーズになります。

この記事では、売掛債権とは何か、ファクタリング相談でどう扱われるのかを、初めての方にもわかりやすく解説します。

そもそもの仕組みや向いているケースを先に知りたい方は、ファクタリングとは?仕組み・向いているケース・相談前に知りたい基本を解説からご覧ください。

売掛債権とは「後から入金される予定のお金」

売掛債権とは、商品やサービスを提供したことで発生した、将来入金される予定のお金をもらう権利のことです。

たとえば、次のような場面で発生します。

  • 工事を完了して、来月末に代金が入金される予定
  • 商品を納品して、翌々月末に代金が入金される予定
  • 業務を実施し、月末締めの翌月末に入金される予定

このように、「業務は済んだ」「請求書も出した」「でもまだ入金はされていない」というお金が、売掛債権です。

売掛金と売掛債権の違い

同じ意味で使われることが多いですが、厳密には次のように整理できます。

  • 売掛金:会計処理上の科目としての呼び方
  • 売掛債権:法律上の「請求する権利」としての呼び方

日常的な会話では、両者はほぼ同じ意味で使われることが多く、深く区別する必要はありません。

「まだ入金されていない売上のお金」というイメージで大丈夫です。

売掛債権はどのように発生するか

売掛債権は、次のような取引の流れで発生します。

  1. 取引先から仕事を受ける
  2. 商品やサービスを提供する
  3. 請求書を発行する
  4. 支払期日に入金される

この「請求書を発行してから入金されるまでの期間」の間、代金は売掛債権として計上されます。

売掛債権が長期化すると何が起こるか

売掛債権が発生してから入金までの期間が長いと、その間の支払いが先行しやすくなります。

たとえば、

  • 給与
  • 外注費
  • 材料費
  • 燃料費
  • 仕入れ代金
  • 家賃、光熱費、固定費

これらの支払いが、売掛債権の入金前に発生するため、売上があっても手元資金が苦しくなることがあります。

これがいわゆる「入金サイトの長さによる資金繰りのズレ」です。

詳しくは、売掛金の入金サイトが長いときはどうする?資金繰りを整理する考え方もあわせてご覧ください。

ファクタリングは売掛債権を早めに資金化する仕組み

ファクタリングは、この売掛債権を活用して、入金予定日より前に資金化を検討する方法です。

  • すでに発行済みの請求書がある
  • 入金予定日はまだ先
  • でも、その前に支払いが必要

こうした場面で、売掛債権を活用することで、入金予定日を待たずに資金化を図れる可能性があります。

「借入」ではなく、すでに発生している売掛金の活用、という点が特徴です。

売掛債権を持っている業種は幅広い

売掛債権は、特定の業種に限らず、幅広い業種で発生します。

  • 建設業:元請けからの工事代金
  • 運送業:荷主からの配送業務代金
  • 医療・介護:診療報酬や介護報酬
  • 卸売・製造業:取引先への納品代金
  • IT・サービス業:業務委託代金

「請求書を発行してから入金までに時間が空く」取引がある業種であれば、業種を問わず売掛債権を持っています。

ファクタリング相談で確認される売掛債権の内容

ファクタリング相談では、対象となる売掛債権(=請求書)の内容が重要になります。

具体的には、次のような点です。

  • どの取引先に対する売掛債権か
  • 金額はいくらか
  • 発行日はいつか
  • 入金予定日はいつか
  • 請求内容は何か
  • 継続取引の実績があるか

対象となる売掛債権が明確であるほど、相談の入口は作りやすくなります。

書類の詳細は、ファクタリング相談に必要な書類は?事前に準備しておきたい資料一覧にまとめています。

売掛債権があっても、それだけで安心はできない

売掛債権があると、「後で入るお金があるから大丈夫」と思いやすいですが、実際の支払いに間に合わなければ、手元資金としては足りないのと同じ状態になります。

そのため、売掛債権の金額そのものよりも、

  • いつ現金として使えるのか
  • その前にどんな支払いがあるか
  • ズレの大きさはどれくらいか

という視点で見ることが大切です。

相談前に整理しておきたいこと

売掛債権を活用してファクタリング相談を進めるときは、次の内容を整理しておくと話が進めやすくなります。

  • 今回対象にしたい売掛債権(請求書)
  • 発行日と入金予定日
  • 金額
  • 取引先
  • 直近の支払い予定
  • 今回必要な金額
  • いつまでに必要か
  • なぜ必要か

まとめ

売掛債権とは、業務を提供したことで発生する「後から入金される予定のお金をもらう権利」のことです。

売上そのものは立っていても、売掛債権が入金されるまでの間に支払いが先行すると、手元資金は苦しくなりやすくなります。

ファクタリングは、この売掛債権を活用して、入金予定日より前に資金化を検討する仕組みです。

用語を難しく感じすぎず、「まだ入金されていない売上のお金」という感覚で捉えて、まずは今回の請求書、必要金額、必要時期を整理していくのが進めやすい方法です。

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